みやぎ教育文化研究センター トップページへ戻る 「センターの紹介」のページへ

センターの部屋・子どもたちの作品

【INDEX】

日記「バーンズコレクションを見にいった」
版画共同制作「里山物語」
作文「はじめての入いん」
図工の実践
初めての文字表現

icon 「センターの部屋」へ戻る


日記

バーンズコレクションを見に行った

ユウイチ(3年)

ジリジリッ! と めざましのベルがうるさく鳴った。まだあさの5時だ。ぼくはとてもおきる気がしなかった。でも、もう、お母さんの、「おきてー、ゆういち。」という声が1かいからきこえてきた。それから、ねむい目をこすりながら、まだくらいあさの5時のろうかを走った。

バーンズコレクションを見にいくのだ。

バーンズコレクションとは、アメリカのバーンズという大金もちが、ピカソなどの画家たちの絵を、たくさんのお金をだして、2500ぐらいあつめたものである。でも、1月22日から4月6日までしかその絵は見れない、というのも、バーンズがあつめる絵を、とやかくけちをつける人がいたからだ。バーンズは、「そんなにけちをつけられるのなら、わたし一人で見ていたほうがいい」と言って、その絵をバーンズ美じゅつ館にほかんしてしまったのだ。でも、あまりにもいい絵ぱかりなので、このままにしておくのはもったいないというので、アメリカ、フランス、日本の三か国だけ、少しのあいだだけ、人に見せることになったのだった。

ぼくは、バーンズのあつめた作品にけちをつけた人をうらむ。わけは、2つある。一つは、あんなにすばらしい絵をけなしたからだ。もう一つはもし作品にけちをつけなかったら、ずうっとみれたかもしれないのに・・ということだ。

そして、しんかんせんで、上のまで2時間ほどでついた。

(バーンズコレクション)というもじが、上のについてしばらくして見えたもじだった。しかし、木曜日だというのに、とんでもないぎょうれつができていたのだった。そして、ぎょうれつの一部になって十分ぐらいたつと、やっと中にはいれた。

そして、さいしょのルノアールの絵をみようとしたら、ここもたいへんなにぎわいだった。土・日だったらどんなことになるかと思った。でも、きゅうくつながら、じっくり一つ一つの絵を見れた。(がかのかぞく)という作品がルノアールの中でとくにみんなやさしそうで、一ばんよかった。ほかに、ポールセザンヌの作品もよかった。くだものや町のふうけいなどぼくのすきな作品ばかりだった。いろいろどつかれたりされながらも、ようやくきゅうけいじょにたどりつけたのだった。そこには、バーンズのしょうぞうがが置いてあった。

2かいには、ルソー、ゴッホなど、ぼくのよくしっている作品がめじろおしだった。一ばん楽しかったのは、ルソーの作だった。なにしろ、ものを見てかくんじゃなく、頭に思い出してかくのだった。

そして、つぎは、ピカソというがかの王さまの絵もあるへやに行った。(きょくげいしと子ども)の絵もあったが、ようきさがなかった気がする。ほかのがかたちのなかでも、お母さんが「この絵、やさしいね」と言わせたのは、アメデオモディリアーニの絵だった。

おみやげは、ルノアールの絵のしゃしんのポスターだった。

あさくさ、りょうごくなどで、昼ごはんをたべて、かみなりもんに行って、みんなのおみやげなどをかい、もんじゃやきをたべてかえった。

ぼくは、(きて、ほんとうによかった)と思った。

**クラス担任の添え書き**

私とユウイチのことを少し書き添える。

この日記を読んで私は驚いた。なにしろ、一人一人の画家について、生意気にも評を加えているのである。

「ユウイチ、どうして、あんなにいろいろな画家のことを知っているのや。」

「お母さんの見ている雑誌に、『アーチストの巨匠』というのがあって、そこにルノアール、ルソー、モジリアーニ、ダリなどがのっていたの。バーンズは、お母さんが行くというから、ぼくも行きたいと言ったの」

しばらくたって、スキーに行ったことをユウイチはまた長々と書いてきた。

読んだ後、クラス全体に対して、「また、ユウイチがとんでもなく長いいい日記を書いてきた。日記をよく忘れるのがいて、ユウイチもそのひとりだ。しかし、ユウイチは、こんなに長く書くのだから、次の日もって来ないと言ってもユウイチの場合は一緒にできないよなあ。これでは時間がそうとうかかるもの」

と言うと、ユウイチは、

「いや、先生、ぼく、書かないでいて、これ一日で書いたんだ。ゆうべ、8時30分から10時15分ごろまでかかったんだ。」

と言う。そこで、「そんなに一気に書きつづけたなんてすごい」とほめると、

「では、このスキーの文を『あめんぼ』(*学級だよりのなまえ)に載せるか」と言う。私は、

「載せない。なぜなら、日記ノートにも書いてやったように、上手なユウイチにはめずらしく後半がダラダラしているからだ。日記に書いたオレのあの文を読んだろう。あのとおりだ」と答えた。

すると、ユウイチはおこって、「先生のいじわる!」と大声。

私も負けずに「くやしかったらもっと上手なのを書いてこい。」

ユウイチは、机をたたきながら、「日記の後のほうは眠くなったんだ。それを、お母さんが『書け』『書いてしまえ』と言ったんだから、お母さんが悪いんだ。後がだめになったのはお母さんのせいなんだ。あの日でなく眠くない昼に書けば『後のほうがよくない』と言われなかったんだ。」と騒ぎ出し、周りはびっくり。私は、また始まったとニヤニヤ。

もう社会人になっているユウイチと過ごした日々は今思い出しても楽しかったのだが、はたしてユウイチにとってはどうだったのだろう。(K)

このページトップへ戻る

版画共同制作

「里山物語」(5年生)   指導 真山栄子

版画共同制作作品

このページトップへ戻る

作文

はじめての入いん

やまもと まりあ(小学2年生)

◇入いん三日目(1月13日のこと)

入いん三日目になりました。入いんの生活にもなれてきました。

だけど、とってもたいくつだな。入いんした時は、39どもあったねつも、36ど6ぶまでに下がりました。でも、まだ、せきがたくさん出ます。てんてきの中に黄色のくすりを朝と夜に入れています。すると、うでがズキズキといたくてたまらなくなります。

(早く、てんてきがとれるといいなあ。)と思います。

毎日、家のポストに学級だよりが入っているので楽しみです。三学きは、まだ一回も学校に行っていません。学級だよりを見ながら、(かかりもきめたんだな ――。せきがえもしたんだ。あかねちゃんのとなりだ。)と思いました。ルルは元気かな。学校のことをいろいろかんがえていました。

びょういんでは、夜九時まで、お母さんとお父さんと弟がいてくれました。でも、夜は一人になってしまいす。心ぼそいです。みんながかえってしまう時がとってもさみしいです。

だから、さみしいのでお母さんに電話しました。

◇うれしいこと(1月14日のこと)

きのうの夜、やっと、てんてきがとれました。手がうごかせるので、とっても楽になりました。

きのうのタ方六時ごろに、先生がおみまいに来てくれました。みんなからのおりがみつきのお手紙をとどけてくれました。

「みんな、元気だよ。」

と、先生が言っていました。

(びょう気なのは、私だけなんだな。)と、思いました。

夜、みんなからの手紙を見ました。みんながそれぞれにくふうしてくれて、楽しかったです。とってもうれしかったです。みんな、ありがとう。

◇レントゲン

どのくらい直ったか、レントゲンをとりました。むねのレントゲンです。そしたら、白くうつっていたところがほとんどなくなっていました。だから、「土曜日には、たいいんできるでしょう。」と、おいしゃさんが言ってくれました。

◇りゆうたろうくん(1月15日のこと)

きのうの夜、「すずきりゅうたろうくん」という、六さいの男の子がおとなりのベッドにひっこしてきました。

「ベッドのおひっこしを二回もしたんだよ。」と、言っていました。

(えらかっただろうな。)と、思いました。りゅうたろうくんとトランプをしたり、絵をかいたりしました。ピカチュウのおり紙も作りました。りゅうたろうくんとなかよくなれたけれど、あしたはおわかれです。

◇たいいんの日(1月16日のこと)

たいいんの日です。

なんだか、ちょっとさみしい気もちもあるし、うれしい気もちもいっぱいでした。せっかくなかよくなったり、りゅうたろうくんとわかれるのもさみしいし、早くたいいんしたいし・・・。

今日の午前中は、りゅうたろうくんといっぱいトラプをしてあそびました。「ばばぬき」と「7ならべ」

「しんけいすいじゃく」をしてあそびました。りゅうたろうくんのお母さんともあそびました。

午後になって、私のお母さんとお父さんと弟がきました。お母さんたちがおいしゃさんとお話をしている間いそいで、りゅうたろうくんの絵をかいてあげました。

りゅうたろうくんも、私の絵をかいてくれました。

そして、たいいんする時、

「さようなら。」

と、りゅうたろうくんに言いました。

「さようなら。」

と、かんごふさんにも言いました。

おいしゃさんが、

「月曜日から学校に行ってもいいよ。」

と、言ってくれました。

(国語や算数がすすんでいるだろうな?)と、ちょっと心ぱいになりました。

(「よみかた東北」22号より)

このページトップへ戻る

図工の実践

作品1 作品2 作品3 作品4

 

4年生の実践です。2時間かけて製作。台紙につけるまでやりました。

ここで学ばせたかったことは,色と色の響きあい。形と形の響きあい。単独で存在している色や形が他の色や形と響き合う時,また違った感じ,世界が広がること。 これらの作品は2回目の取り組みで幾何学の形と3色の色だけを使って構成するという条件で製作したものです。1回目も同様に取り組みましたが、比べると、2回目の方がはるかに色と形を使いこなして一人ひとりの世界観が出ている気がします。1回目の作品鑑賞を丁寧にしたことで生まれてきた作品たちです。

(掛川恵一)

このページトップへ戻る

初めての文字表現

  7月6日  いしい みか

こずえちゃん はやくこい ぐみとるよ

ぐみいっぱいなってたよ

あかくなってたよ

わたし ろうじのなかからとるよ

ろうじのなかに ばらがあったよ

いたいいたい ひっかかるよ

したのほうのぐみ くされてたよ

うえのほうのぐみ とりつついてたよ

いいのだけとるよ

こずえちゃん どのぐれとったかめせてよ

わたし このぐれ

ないろんのふくろをあけて めせた

(太田貞子さん指導)

このページトップへ戻る